秋のシミ・色素沈着カウンセリング:JANUS ProのUV撮影でわかりやすく伝える方法
夏が過ぎ、肝斑やシミを気にして来院する患者には、現在の肌状態と今後のケア方針をわかりやすく説明することが重要です。
しかし、通常の写真だけでは、色素がどの部位にどのように分布しているかを十分に伝えられない場合があります。医療従事者が観察した肌状態を患者も一緒に確認できる、客観的な画像が必要とされる理由です。
肌分析機は、通常光・偏光・UV撮影によって色素の状態をさまざまな角度から示し、カウンセリングや経過比較に活用できる記録を提供します。
通常光では目立ちにくい色素も確認する
紫外線への曝露は肌の色素反応を引き起こし、既存の肝斑やシミを悪化させることがあります。夏が過ぎてからの色素に関するカウンセリングでは、日光に当たった状況と現在の色素分布を確認することが、患者の肌を健やかで色ムラの少ない状態に保つうえで重要です。
UV撮影では、メラニンが紫外線を吸収する性質により、色素の多い部位が周囲より暗く見えることがあります。これにより、通常光ではコントラストの弱かった色素分布を確認しやすくなります。
一般に「隠れた色素」と呼ばれるものは、すでに存在していても、通常光や肉眼では目立ちにくい色素を指します。UV画像は、その分布を観察するための客観的な補助資料です。
同じ部位の画像を比較すると、カウンセリングがわかりやすくなります
肌分析機JANUS Proの通常光・偏光・UV画像を組み合わせることで、同じ部位を異なる撮影条件で確認できます。
通常光で肌全体の外観を確認し、偏光とUV画像で色素分布をさらに観察する方法です。気になる部位を拡大して見せることで、患者が医療従事者の説明を理解しやすくなります。
例えば、次のように説明できます。
「通常の写真ではこの部位の色素はあまり目立ちませんが、UV画像では分布をより確認しやすくなります。」
また、以前に肌分析機で撮影した画像があれば、色素が増えた様子を患者に視覚的に示すこともできます。
このように、画像で観察できる点を具体的に示すことで、患者と医療従事者が同じ部位を見ながらカウンセリングを進められます。
▲ 通常光とUV光で実際に観察される色素の見え方の違い
385nm:色素とポルフィリンを観察するためのUV光源
JANUS Pro HybridとJANUS Pro Sunlikeは、385nmのUV光源を使用しています。
385nmは365nmより可視光に近い長波長UVAで、同じ照射条件では、紫外線による相対的な光化学的有害作用の重み付け値が低くなります。
また、ポルフィリンは400nm付近の光を強く吸収する性質があるため、この波長帯に近い光源はポルフィリンの蛍光観察に利用されています。
JANUS Proは、385nmのUV光源と撮影システムを組み合わせ、UV色素沈着に加えて皮脂とポルフィリンの分析にも対応しています。
これにより、医療従事者は色素分布を中心にカウンセリングを行いながら、必要に応じて皮脂やポルフィリンの分析結果も確認できます。
▲ ポルフィリンを検出し、マークした画像
初回来院時の記録を、次のカウンセリングの基準に
初回来院時に撮影した画像は、その後の肌の変化を比較する基準になります。JANUS Proは、現在の肌状態を示すことから、日付ごとの変化を記録して説明することまで、色素に関するカウンセリングの一連の流れに活用できます。
通常光で確認した肌の外観と、偏光・UV画像で観察される色素分布を合わせて示すことで、患者が自身の肌状態を理解しやすくなります。その後の来院時には、撮影履歴から過去と現在の同じ部位を比較し、色素分布や外観の変化を説明できます。
同じ条件で撮影した記録を積み重ねることで、初回のカウンセリングから経過確認まで、一貫した基準で説明を続けられます。